空き家対策特別措置法が2015年5月に施行となり横浜市に隣接する神奈川県横須賀市で全国で初めて適用され、同年10月26日に横須賀市内の空き家が取り壊されました。
空き家になってしまう様々な原因の中の一つに、相続不動産の手続き(不動産登記)をしなかった事も挙げられるのではないでしょうか。
亡くなられた方名義の相続不動産は一般的にご家族など法定相続人が名義変更の手続きを速やかに済ませ、引き続き居住したり、売却や賃貸など処分をします。
ところが名義変更の手続きを放置しているうちに今度は相続人が亡くなり、相続人のさらに相続人に相続権が分散される形で承継され、利害関係者が増える事で遺産分割協議をまとめるのが困難になるケースがあります。
相続不動産を原因とする空き家対策特別措置法の適用を未然に防ぐためにも、不動産を所有されている方は生前に相続対策をお勧めします。